TVドラマシリーズにハマって、ストリーミングで一気見してしまう方も多いはず。そして長く続けば続くほど最終エピソードにがっかりした人も多いのではないだろうか。

例えば、8シーズン続いたドラゴンや魔法が存在する架空の世界において、多くの登場人物が入り乱れる群像劇。主役級が次々と呆気なく殺され、驚かされ、惹きつけられていったものだ。しかし最終回。気弱な清純無垢な女の子だった主役の女性は、リーダーとなり、ドラゴンをも飼いならし、例のスローンを取り戻すべくシーズンごとに力を得ていく。しかし、決して冷血とは言えない彼女だったのに、最終回ではまさかのマッドクイーンと化し、ドラゴンを使い一般市民も含め大虐殺に走ってしまっう。えっ、殺したい人をピンポイントで殺せたでしょ?なんで?

6シーズン続いた、刑事裁判を専門とする凄腕弁護士のTVシリーズはどうだろう。彼女は、名の知れた弁護士でありながら、裁判であらゆる策略を弄して殺人罪の被告の無罪を勝ち取る実践的な授業を大学で教えてもいる。生徒の中から何人かがインターンとして選ばれ裁判の準備を手伝わされるが、実際に殺人に関わることになってしまう。とんでもない展開が続々で、こちらもハマってしまった。しかし、最終回。最後の最後のシーンでその凄腕弁護士の葬式のシーンとなるのだが、設定が変。インターンだった人で生き残った人たちは、まるでお爺さんお婆さんになってしまっている。30年後だとして、インターンだった彼らはどう考えてもまだ50代。40年後だとしても60代。まだまだ、現役でいれる年代なのにそれは無いでしょう?

マフィアのボスを主人公に、マフィア社会やその家族の等身大の姿を描いて、非常に高い評価と人気を集めた6シーズンに渡って放送されたこの人気ドラマ。そして、最終回。ファミリー同士の激しい抗争も一段落し、バラバラになっていたボスの家族は、レストランで一堂に会することになる。1人ずつ、次々に集まって来る家族の面々。ドラマにはまだ、抗争の余韻から一触即発の緊張感がみなぎっている。何か衝撃の展開が待っているかも…と、さんざん思わせておいて、中途半端な場面でいきなりドラマは終わってしまう。あまりに唐突なラストに、全米の視聴者が口ポッカーンとなり、えっ、えっ、え〜っ?

旅客機が無人島に墜落、乗客の一人だった医師を中心に生き残った者たちの6シーズン続いたサバイバル劇。シーズンが進むにつれどんどんスピリチュアルな方向に物語は進み、謎は深まる一方だった。そして最終回も謎。最後の教会のシーンは死後の世界と思われ、仲間が和やかに再会してしている。 最後はなるべくオリジナルメンバーにしようとこだわったせいで、なんかツッコミどころ満載だ。キレイにしめたから細かいことは気にするな、「視聴者全員を満足させるのはどうせ無理だし」と割り切って、ざっくり過ぎるまとめ方は、どうなの?

8シーズン続いたサスペンス。主人公はマイアミ警察の血痕鑑識官で、実はシリアルキラーという裏の顔を持つ。独自の掟に従って、法で裁き切れない犯罪者だけを標的に犯行を重ねる。元警官ですでに亡くなっている養父や殺人科で刑事の義妹との強い絆も描かれる。最終シーズンでは、物語がこれまでとはあらぬ方向に進む。主人公が惹かれ合っていたシリアルキラーと再会し、愛息と3人でアルゼンチンに逃亡する決心をする。だが、妹が銃撃されて脳死状態となり、妹のそんな姿を見ていられず、安楽死させて嵐の海へと船を出す。ハリケーンが去った後、海上で船の残骸が見つかるが、実は本人はどことも知れぬ場所で生き延びていたというエンディング。えっ、死んでないの?こ、これで、終わり? ちなみにこの続編(シーズン9)が、2021年秋に戻ってくるらしい。期待していいのかなぁ〜?

皆さんの『最終回が残念だったドラマシリーズ』も教えてくださいね。

By 西森 テンコー

田舎生まれだが、東京、ニューヨーク、ロス・アンジェルスと大都市に住んだ後、アトランタ郊外に落ち着いた。今は自然を楽しみ、ニュース番組とドラマシリーズや映画を見るのが趣味。犬派だと信じていたが、実は猫派であることに最近気がついた。

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