前回の記事に続き、”資産形成に於けるプランニング”と題して有益な情報を配信させて頂きます。
今回は、アメリカの金融商品の特徴に関して、TAX Benefitという観点から見ていこうと思います。アメリカの金融商品には、大きく分けて3つの商品群があるイメージです。
① Taxable (課税対象)
② Tax-Deferred (税金繰延)
③ Tax Advantage (税優遇)
数回に記事を分けまして、こちらの3商品群の特徴を見ていこうと思います。
まず、①Taxable (課税対象)は、皆さんもよくご存知の商品群ではないでしょうか。ここには、株・投資信託・債券・定期預金・不動産等が分類され、元本資金に対しても運用益にも、両方に所得税が発生します。ハイリスク・ハイリターンという、お馴染みの特徴に加えて、”Sequence of Return”というリスクを抱えています。この、”Sequence of Return”は、お選びになる商品によっては、②③にも関係してくるマーケットリスクになります。こちらの図を比較してみましょう。
老後に投資信託商品を毎年$5,000ずつ引き出しながら、年金に当てていこうとしているAさん、Bさん。この投資信託商品の15年間平均利回りは、AさんもBさんも4%。定年時の残高は、二人とも$100,000からのスタートですが、15年目で何故、資産に差が(-$74,773)も生まれるのでしょうか。
平均利回りが高ければ勝手に資産は増え、定年時に毎年引き出していきたい、と漠然としたイメージがあります。しかし、元本割れするリスクのある商品は、定年時にBさんのシナリオのように市場が下降気流の場合、資産が枯渇する可能性があります。
上記の両者の利回りのパターンを見ますと、Aさんは9%で始まり(-3%)で終わり、Bさんは(-3%)で始まり、9%で終わったという15年間の値動きでして、利回りのパターンを反転しただけです。
つまり、市場価格の変動に直接左右される商品は、同じ平均利回りの商品であったとしても、定年時の市場の浮き沈みの状態のタイミングというリスクを抱えている、という特徴があります。
では、このようなリスクを回避するような商品はあるのかどうか、という点を含めまして、近日オンラインセミナーを開催予定です。
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≪ 内容の一部ご紹介 ≫
老後を考える上で何を準備すべきなのか?
老後の資金は、どうやって貯めるのが一番効率的?
何歳までにいくら貯めておけば安心?
子供に資産を賢く残すなら、どんな方法が考えられる?
「人生100年時代」といわれる今、 準備をするのに早すぎることはありません。出費の多さ、忙しさに負けずに、商品の特徴を理解しながら、賢く資産を形成していきましょう。
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京橋直樹 – Financial Professional
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