いつも記事をご覧いただき、ありがとうございます。『資産形成に於けるプランニング』と題して有益な情報を引き続き配信させて頂きます。

前回の記事より、アメリカの金融商品の特徴に関して、TAX Benefitという観点から特徴を分析しております。アメリカの金融商品には、大きく分けて3つの商品群があるとご紹介しまして、①の大きな特徴である『Sequence of Return』というリスクを解説しました。

  1. Taxable (課税対象)
  2. Tax-Deferred (税金繰延)
  3. Tax Advantage (税優遇)

本日はTax-Deferred(税金繰延)の特徴を説明したいと思います。2020年の確定申告は5月17日が締め切りですが、皆さんはもうお済になりましたか。今年度のTax Bracketはどのくらいでしたでしょうか。アメリカの1913年からの過去の限界所得税率の歴史をお見せしたいと思います。一番低かったのは7%ですが、一番高い時は、94%も取られていた時期もありました。2020年は最大37%の限界所得税率となっております。

今、できるだけ税金繰延金融商品を利用し、所得税を払わずにTax Bracketを戦略的に抑えている方もいらっしゃいます。全体の所得のバランスと運用資産のリスクを調整して、総合的に対策をされているのであれば、とても賢明だと思います。事業運営をされているBusiness OwnerやSelf-Employedの方々は、この手法を戦略的に活用されている方も多々いらっしゃると思います。

ただ、今所得税を払いたくないので繰り越し、将来実際に現金化する老後にその時代の所得税率を払えば良いと、短絡的にこの手法だけで資産を運用されている方、将来、ご自身のリタイヤメント時期に、この限界所得税率(2020年: 37%)は下がると思いますか、それとも上がると思いますか。未来の不確定な(限界)所得税率に左右されるのは、少々怖いと感じませんか。そして、この手法は、実際現金化する時は、元本にも運用益にも、全て所得税が課されます。

この商品群だけでの運用は、リスクに偏りがございますので、次号で解説します③のTax Advantage (税優遇)も上手く利用しながら、資産を形成される事をお勧めします。

毎月、【ファイナンス 知らないことシリーズ】と題しまして、様々なオンラインセミナーを無料で開催しています。次回は、その③Tax Advantage (税優遇)という枠に分類される商品をご案内する予定です。皆様にとって有益な情報をご提供出来るように努めている無料のオンラインセミナーです。

【日時】
2021年5月 23日(日)東海岸時間 15時~16時
2021年5月 25日(火)東海岸時間 21時~22時

金融商品に於ける『72の法則』という言葉を耳にした事はございますか。ご自身でお金の仕組みを学び金融の教養を身に付けながら、賢く資産を形成していきましょう。

皆様のニーズに沿ってカスタマイズしたご提案も可能ですので、是非お気軽に日本語にてお問い合わせくださいませ。また、オンラインセミナー情報詳細も、E-mailにてお問合せください。

京橋直樹 – Financial Professional
電話:706-332-1812
E-mail: [email protected]

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