米国の第46代大統領に民主党のジョー・バイデン氏(78)が20日、就任した。就任演説で「米国民、米国を団結させる」とトランプ元大統領による悪化した分断の修復を訴えた。インド系の母とジャマイカ系の父との間に生まれたハリス氏は、副大統領に就任。史上初の女性副大統領でもあり、歴史的な就任式となった。

トランプ氏は就任式前にホワイトハウスを離れ、就任式は欠席した。退任する大統領が就任式を欠席するのは、1869年のグラント大統領の就任式に、再選できなかったアンドリュー・ジョンソン大統領が欠席して以来、152年ぶり。

ワシントンはこの就任式のために厳戒態勢が敷かれた。会場では新型コロナウイルスの感染対策で椅子と椅子の間を開け、出席者にはマスク着用が義務付けられた。通常ならば大勢が集まり就任を祝う国立公園ナショナルモールは市民の立ち入りが制限され、その代わりコロナウイルスにより死亡した人たちへの追悼のため国旗が並べられた。前夜19日には、追悼式も行われバイデン氏やハリス氏が出席した。

バイデン大統領は午後0時半すぎ、就任後初めてとなるツイートを米大統領のアカウント「@POTUS」を通じて発信した。「我々が直面する困難を考えると、無駄にする時間はない。米国の家族のために大胆な行動と即時の救済を提供すべく、今日大統領執務室に向かいすぐに仕事に取りかかる」とツイートした。

https://twitter.com/i/status/1351960433905700864

By Sazan

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