在オーストリア日本国大使館から赴任して来られた竹内新総領事にインタビュー!

まずは1ヶ月ほどたちましたが、南東部の感想、今後への豊富など聞かせていただけますか?

竹内総領事:北米赴任は初めてでもあり具体的に述べるにはこれからですね。ただ、「これがアメリカという国だな」というのがこの南東部から第一印象としてはあります。いろいろなアメリカのものが凝縮されそれらが悠然と共存した地域だと感じました。

管轄される4州の日本人社会の今後の対応について、または期待されていることがあれば教えてください。(補習校、選挙登録、現地校との関係等)

竹内総領事:まずは現在の状況を出来るだけ早く把握することに努めたいですね。地域と日本のつながりをどのようにすべきか、皆さんが輝ける社会にお手伝いできればと考えています。
領事館としては在留する日本人、企業がスムーズに生活、業務できるようなことに、何が出来るか考え、サポートしていければと思います。そのためにも色々な要望など、声を領事館に届けていただいて、中期的にどのように取り組みが出来るか積極的に対応することが、補習校なども含め非常に重要だと考えています。

日本企業と地元の関係、領事館としての今後の取り組みなど教えてください。

竹内総領事:以前と違ってきているのは日本の進出企業の形態が変ってきていると言うことです。当初は、日本から直接投資で会社を起こし従業員がかなりの部分で日本人が占めていましたが、現在は地元の人を採用、活用する合弁会社の形になってきています。そのため、地元住民の雇用増大を始め地元への貢献を行い、地域に強い印象を訴えられるようになってきています。そのように地域に溶け込むことで、日本への理解を深めてもらい、日米ともに効果が上がるようにできればと思います。その流れを進めていく上で、領事館として色々な要望に出来る限り応え、やっていくということで貢献していきたいですね。
さらに、地域が日本社会にもっと理解を深めていくには、企業のトップだけなく人々の草の根事業やジャパンフェストなどのイベントなどで交流を図ることで成功をおさめることが出来るのではないかと思います。複合的にコミュニティーに理解してもらうと言うことです。その中で領事館が出来ることを見つけ、積極的に行っていければと考えています。
とにかく皆さんからの要望や声を届けてもらえばと思っています。

訪日客が増える中、来年はオリンピックも控え領事館としてなにかありましたらお聞かせください。

竹内総領事:領事館としては、査証発給の速やかな対応などしか出来ないものの、日本を理解してもらうために交流を深め、日米関係の更なる発展のためにも、広報などを通じ色々お手伝いを出来ればと考えています。


竹内一之 総領事

オーストリア・ウイーンの在オーストリア日本国大使館から在アトランタ日本国総領事館へ赴任。
1985年に外務省に入省後、日本では地域としてはアジア地域、テーマとしては経済、人権といった問題に携わる。
国際協力銀行で日本のビジネス振興に、法務省入国管理局で国境政策に関わる。
在外公館での勤務は南米、アジア・大洋州、ヨーロッパを経験、北米地域での勤務はこれが初めて。

主な活動内容、査証等の証明書発行についての詳細はウエブサイトをご覧ください:www.atlanta.us.emb-japan.go.jp

By Sazan

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