美しい身体作り、健康な身体作りの鍵(その30)
同じ体勢で長くいることが日常的に続くと慢性的に筋肉が弱くなったり、硬くなってしまいます。そこで起こるのが体の歪み、痛み、筋肉の活躍のアンバランスです。
会社を人体に例えると非常にわかりやすいです。
社長の指示のもと、会社のために動いていくのは社員です。そのため、身体を動かす筋肉は会社で言えば社員に例えられます。筋肉は1つ1つに担当の動きがあります。一般に、プライマリー・ムーバと呼ばれる主要な筋肉とその主要筋肉の動きを呼び出すのためのサポート筋肉の相乗効果で体が動きます。チームリーダーと社員が各持ち場を受け持つことで1つの大きなプロジェクトを成すといった感じです。
歪み、痛みを感じるという方は、何らかの原因でその相乗優位がかわっている場合があります。筋肉が弱くなったり、硬くなってくると上手に動けなくなりますね。主要な筋肉(プライマリ・ムーバ)がお休みすると、その周りでサポートしていた筋肉がギャップを埋めるためにその動きを引き継ごうとします。
オフィスの誰かが休暇を取り、あなたがそのポジションをカバーする必要がある場合、何が起こりますか? 1、2日は大丈夫そう。しかし、時間が経つにつれて、負荷が増し、ダブルデューティをし続けるのは難しいです。ミスが増えたり、疲れて燃え尽きます。
筋肉を酷使するとどうなりますか? 疲れて何もできなくなりますよね? ひどい場合は、ケガまでしちゃいます。ヘルパーの筋肉にダブルデューティをやめるように指示するために、休暇モードの主要筋肉をノックし復帰してもらいましょう。
硬くなった筋肉を呼び起こす方法で有効といわれる1つがフォームローラーでの筋膜リリースです。筋膜とは筋肉を覆っている薄い膜のことを指します。筋膜リリースを行うことにより、筋肉の柔軟性が向上され、パフォーマンスがしやすくなります。マッサージ効果もあるので、リンパの流れや血行の改善にも効果的です。私自身も座りっぱなしで硬くなった体をほぐすためや、トレーニングの向上のために肩甲骨や腰、太ももを中心に使用していますが、肩こりが和らいだり、姿勢よく体を保つことができるようになった実感があります。翌日の疲労感もかなり違います。
体が硬くてストレッチが苦手な方にもお勧めです。
スポーツ用品店はもちろんターゲットやウォルマートでも気軽に購入できます。
会社にせよ、体にせよ、目的を持ち、各セクションが正常機能した時がその本領の発揮だと言えるはずですので、目的達成のために動ける体づくりが本当に大切だなと思います。
*ご自分の健康状態を考慮した上で運動を行いましょう。
SWETXY ベントリー葵