パラサイト(HBO Max 他)

2019年に公開されて、アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を受賞した韓国映画。非英語作品の作品賞受賞は史上初めてのこと。また、カンヌ映画祭でも最高賞を受賞した。

パラサイトとは寄生虫のことだ。さらっとうわべだけ見て、内容は寄生虫によるパンデミックの話かなと思ってしまったのは私だけだろうか。コロナのせいで出かけなくなったというのもあるが、映画館に行って大画面で観るのは派手なハリウッド映画のみという感じになってきているので、パラサイトもテレビで観れるようになったらチェックしてみようと思っていた。あれから3年以上経って、やっと様々なストリーミングサービスで視聴が可能になったので、早速HBO Max(MAX)で観てみた。

良い意味で期待を外され、とても面白かった。韓国ドラマによくありがちな、金持ち層と貧困層の話ではあるが、それぞれのキャラクターが細かく設定されていて、俳優たちも実にうまく演じきっている。お勧め度:10

オットーという男(ネットフリックス)

トムハンクス主演の映画。舞台はペンシルベニア州ピッツバーグ郊外の集合住宅コミュニティ。まるで、OCDのグリンチのごとく、全てに否定的で文句ばかり言っているオットーが、近所に引っ越してきたファミリーに関わっていくことで、少しずつ変化していく。ありがちなストーリーではあるが、心温まる内容になっていて、私は観た後でほっこりした。お勧め度:8

クイーン・シャーロット ~ブリジャートン家外伝(ネットフリックス)

シーズン1は前にもカラーブラインドの時代劇としてお勧めしたが、この外伝版はとても良かった。クィーン・シャーロットはシリーズ1でも2でも召使がニュースを伝えにくる度に「王が死んだの?」と冷たく聞いていたこともあり、政略結婚で愛情のない結婚だったとばかり思っていた。それがどっこいこれはまさにラブストーリー。

さらに、博識でみんなの仲裁役的存在のレディ・ダンベリーの若い頃の話も入り混ざって、とても濃い内容となっている。

カラーブラインドの時代劇と言ったが、全くのカラーブラインドでは無いことも分かる。シャーロットの肌の色の明るさについてや、黒人のダンベリー卿の社交界への入りづらさについての場面もある。
シーズン3が今年後半に配信されるらしいが、楽しみである。お勧め度:10

BEEF(ネットフリックス)

アリ・ウォンとステーブン・ユアンが主演するダークコメディ・ドラマ・シリーズ。アリ・ウォン主演とあって、コメディだよね、笑えるよね、と思って観たらかなりシリアス。

スティーヴン・ユァンが結婚もせず、地元から離れることもなく、父の仕事を手伝う、どこにでもいそうな男ダニー・チョウを、アリ・ウォンが起業家として大成功して華やかな人生を送るエイミー・ラウを演じた。最初はよくある駐車場でのいざこざだったが、リベンジがリベンジのリベンジへ、さらに….と、激しい確執に発展していく。実は、2人は隣に住む幼なじみで初恋(初体験)の相手だったという設定だ。

パラサイトやエブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのようにアジア系の映画は注目され評価されるようになってきたが、このBEEFもきっと高い評価を得ているはずだ。日本も頑張ってほしい。お勧め度:10